「ホームページは一度作れば、あとは勝手に集客してくれるもの」——そんなふうに思っていませんか?
実は、これはとてもよくある誤解なんです。ホームページは「作って終わり」ではなく、公開してからが本当のスタートです。せっかくお金をかけて立派なホームページを作ったのに、何年も放置してしまっている中小企業さんは少なくありません。
でも大丈夫です。この記事を読めば、なぜ放置がダメなのか、そしてどうすれば無理なく運用できるのかがわかりますよ。
この記事でわかること
- ホームページを放置するとどんなデメリットがあるのか
- 更新しないHPが会社の信頼性を損なう理由
- 忙しくても続けられる、簡単な運用のコツ
- 最低限やるべき更新ポイント
放置されたHPは「閉まったお店」と同じ
ちょっと想像してみてください。街を歩いていて、ショーウィンドウにほこりが被り、ポスターが色あせたお店があったらどう思いますか?「このお店、まだやっているのかな?」と不安になりますよね。
ホームページも同じです。最終更新が2〜3年前のままだと、訪問者は「この会社、まだ営業しているのかな?」「もう潰れたのでは?」と感じてしまいます。
特に以下のような状態は要注意です。
- 「お知らせ」の最新記事が数年前
- 掲載している商品やサービスが古い情報のまま
- スタッフ紹介に退職した人がそのまま載っている
- イベント情報が終了したものばかり
こうした「放置の痕跡」は、お客さんの信頼をじわじわと損なっています。
放置HPがもたらす5つのデメリット
1. 検索順位がどんどん下がる
Googleは、定期的に更新されているサイトを「活きた情報を持つサイト」として評価する傾向があります。逆に、長期間更新がないサイトは「情報が古い」と判断され、検索順位が徐々に下がっていくことがあります。
せっかく「地域名+サービス名」で上位に表示されていたのに、気づいたら2ページ目、3ページ目に…なんてことも珍しくありません。
2. お客さんからの信頼を失う
先ほどもお話ししましたが、更新されていないHPは「この会社は大丈夫かな?」という不安を与えます。特にBtoBの取引では、取引先のHPをチェックする担当者も多いですから、古い情報のままだと商談に悪影響を及ぼすこともあります。
3. セキュリティリスクが高まる
WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を使っている場合、プラグインやテーマの更新を放置すると、セキュリティの穴(脆弱性)が放置されることになります。
実際に、更新を怠ったWordPressサイトが不正アクセスされ、知らない間に詐欺サイトへのリンクが埋め込まれていた…という事例は少なくありません。
4. 競合に差をつけられる
同業他社がHPをこまめに更新し、ブログやお知らせを充実させている中、自社のHPだけが止まったままだと、比較された時に見劣りしてしまいます。
お客さんは複数の会社のHPを見比べて問い合わせ先を選びますから、「更新頻度」もひとつの判断材料になるんです。
5. せっかくの投資が無駄になる
HPの制作費用は決して安くありません。数十万円から、場合によっては百万円以上かけて作ったHPを放置するのは、設備投資をしたのに使わないのと同じことです。
もったいないですよね。少しの手間で効果を発揮し続けるなら、やらない手はありません。
忙しくても大丈夫!簡単にできる運用のコツ
「HPの運用が大事なのはわかった。でもうちは少人数で忙しいし、そんな時間がない…」という声が聞こえてきそうですね。
安心してください。毎日更新する必要はありません。月に1〜2回の簡単な更新でも十分効果はあります。以下に、無理なく続けられる運用のコツをご紹介します。
コツ1: 「お知らせ」を月1回更新する
最も簡単なのは、お知らせ欄の更新です。内容はシンプルでOK。
- 営業時間の変更やお休みのお知らせ
- 新サービスや新商品のご案内
- 季節の挨拶やキャンペーン情報
- イベントへの参加報告
短い文章で構いません。「更新されている」という事実が重要なんです。
コツ2: 施工事例・実績を定期的に追加する
建設業、サロン、デザイン会社など、ビフォーアフターや実績を見せられる業種なら、完了した案件を写真付きで紹介しましょう。これはSEO効果があるだけでなく、新規のお客さんへの強力なアピールにもなります。
スマートフォンで撮った写真でも大丈夫。完璧な写真じゃなくても「リアルな実績」として十分伝わります。
コツ3: お客様の声を追加する
お客さんから嬉しい感想をいただいたら、許可を取ってHPに掲載しましょう。手書きのアンケートをスキャンして載せるだけでも効果があります。
第三者の声は、自社の宣伝文句よりもずっと説得力がありますよ。
コツ4: ブログを書く
月に1〜2記事でいいので、お客さんの役に立つ情報を書いてみましょう。よくある質問への回答や、業界の豆知識など、ネタは日々の業務の中にたくさんあるはずです。
1記事500〜1000文字程度でOK。完璧を目指さず、まずは書いてみることが大切です。
コツ5: 更新担当者とスケジュールを決める
「誰がいつ更新するか」を決めておかないと、結局誰もやらないまま時間が過ぎてしまいます。
- 更新担当者を1人決める(兼任でOK)
- 月初や月末など、更新する日を決める
- 何を更新するかのテンプレートを用意しておく
このように仕組み化しておくことで、忙しい中でも継続できるようになります。
最低限やるべき3つの更新チェックリスト
「結局何をすればいいの?」という方のために、最低限チェックしてほしい3つのポイントをまとめました。
1. 基本情報は最新か? 住所、電話番号、営業時間、メールアドレスなど、基本情報に変更はありませんか?情報が古いままだと、お客さんが間違った番号に電話してしまうかもしれません。
2. 古いコンテンツが残っていないか? 終了したキャンペーン、販売終了した商品、退職したスタッフなど、もう使われていない情報が残っていないかチェックしましょう。
3. セキュリティ対策は大丈夫か? WordPressを使っている場合は、本体・プラグイン・テーマの更新を定期的に行いましょう。SSL(https化)が有効になっているかも確認してください。
自分で運用が難しい場合はどうする?
「やっぱり自分では無理そう…」という場合は、月額制のHP保守・運用サービスを利用するのもひとつの方法です。
月額5,000〜30,000円程度で、以下のようなサポートを受けられるサービスがあります。
- 定期的なコンテンツ更新
- セキュリティアップデート
- バックアップの管理
- アクセス解析レポートの提供
費用はかかりますが、放置して集客チャンスを逃し続けるよりも、はるかに良い投資になるはずです。
まとめ
ホームページは作って終わりではありません。むしろ、公開後の運用が成果を分けると言っても過言ではありません。
放置してしまうと、検索順位の低下、信頼性の低下、セキュリティリスクなど、さまざまなデメリットが生まれます。でも、月に1〜2回のちょっとした更新だけで、これらのリスクはかなり軽減できるんです。
まずは今日、自社のHPを開いて「最終更新日はいつだろう?」とチェックしてみてください。もし半年以上更新していないなら、今週中にひとつだけお知らせを更新してみましょう。
小さな一歩が、大きな成果への第一歩になりますよ。
Sane Designでは、HPの運用サポートについてもご相談を承っています。「作ったけど放置しちゃっている…」というお悩みがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。